東条英機

これは戦後、戦犯となった東条英機のことば。

「私は戦争を根絶するためには慾心を人間から取り去らねばと思う。現に世界各国、何れも自国の存在や自衛権の確保を主として居る（これはお互い慾心を抛棄しておらぬ証拠である）。国家から慾心を除くということは不可能のことである。されば世界より今後も戦争を無くするということは不可能である。

これでは結局は人類の自滅に陥るのであるかも判らぬが、事実は此の通りである。それ故、第三次世界大戦は避けることが出来ない」

結局人間は、シヰ（欲）からは逃れられないのだ。だからせめてタマを大きくして、シヰを包みこむしかない。つまり我々は、戦争をなくすことは出来ないが、できるだけ戦争をしないことを考えることはできる。それを根気強く行う、そんなことだろうか。

タマを大きくするとは、「宇宙に存在する二つのエネルギー。その一つ、永遠に広がるエネルギーをもって、人々にツクシ、もう一つの中心に向かうエネルギーをもって、人々をヤワス、これに日々専念すること」。

ホツマではこれをトの教えといっている。

トの教えのシンボルが、勾玉、そしてタチバナ。

つぎに東条英機の辞世の歌。

我ゆくもまたこの土地にかへり来ん
国に報ゆることの足らねば

さらばなり苔の下にてわれ待たん
大和島根に花薫るとき

彼は自分のタマが再び日本に帰ってくることを知っていた。吾輩にはそれがわかる。